2019年04月
嚥下食工房 「七日屋」から試食会のお知らせ
拝啓 春暖の候、皆様におかれましてはご健勝にお過ごしのこととお喜び申し上げます。
さて、この度は月翔の新規事業に対しまして、格別のご厚情を賜り、「嚥下食工房 七日屋」は4月1日にスタートいたしました。
つきましては、七日屋の嚥下食を皆様に味わって頂きたく、試食会を下記の通り開催いたします。
この機会にぜひ一度ご来店頂きたく存じます。
1.日時 *12時~13時(試食がなくなり次第終了とさせていただきます)
☆4月20日(土)
パン粥
鮭とトマトのクリームスパゲッティ
新ごぼうのポタージュ
オレンジゼリー
お茶ゼリー
☆4月27日(土)
かゆ
筑前煮
きゅうりの酢の物
味噌汁
いちごのパンナコッタ
お茶ゼリー
☆5月4日(土)
ターメリック粥
カレーライス
にんじん&ブロッコリー添え
マッシュルームのポタージュ
お茶ゼリー
2.場所
嚥下食工房 七日屋(食堂)
北九州市八幡東区西本町1丁目3-18 KTOビル203
*駐車場がありませんので、近隣の駐車場をご利用いただき、ビル正面右手の階段
から2階の食堂へお越しください。
3.内容
「押しつぶし食」「嚥下食」の見本をご用意します。
バイキング形式で少量ずつご試食頂きます。
販売やお持ち帰りのご用意はありません。
嚥下食工房 「七日屋」における調理法について
「嚥下食工房 七日屋」は安心して美味しく食べて頂ける嚥下食をお届けします。
4月から弊社月翔 きららグループの2ヶ所のデイサービスへ昼食を届けます。次に利用者のご家庭へ夕食をお届けするサービス、そしてより多くの方々へ嚥下食を広げていきます。
嚥下障害のある方々に「食」を通して食べる楽しみや生きる喜びを感じていただきたいとの思いから始まりました。
今までの嚥下食をさらによりよいものにし、季節の食材をふんだんに使い、だしや調味料、油などにもこだわった美味しくて体にもよい嚥下食です。
できる限り口から食べて頂けるよう、食べたいという意欲が湧く「見た目」と「味」の美味しさの追究、栄養不足から低栄養や脱水を起こさない栄養のバランスへの配慮、「誤嚥」や「窒息」をせずに安心して食べられる工夫をします。
食事の形態は、スムーズに嚥下できる「嚥下食」と舌でつぶせる 「押しつぶし食」の2種類です。
カロリーは、嚥下食 300~350kcal、押しつぶし食 400~450kcalです。
◎新調理システムを導入
HACCPによる安全性・おいしさをシステム化した調理法を導入し、セントラルキッチン(七日屋)からサテライトキッチン(施設)に配送します。
◎真空低温調理法
フランスで多く取り入れらえている調理法で、食材を入れた袋を真空パックし、95℃以下で調理します。香り、風味よく、品質のよい嚥下食に仕上がります。また、食品の酸化を防ぎ、取り扱いも衛生的です。
◎最新機器を揃えて
・スチームコンベクションオーブン:モード・温度・ 時間で制御し調理する
・ブラストチラー:鮮度と味をキープし細菌の増殖防ぐ
・真空包装器:食品の鮮度と品質保つ
・ブリクサー:高速回転のミキサーで固形物に
・バイタミックス:圧倒的なパワーのミキサーで液体に
"利用者のみなさまの声を頂きながら、七日屋は日々進化していきます。どうぞたくさんのご意見ご感想をお聞かせください。“
鯉のぼり作成(幸神生活介護)
嚥下食工房 「七日屋」
今月から七日屋による嚥下食の提供が始まりました!
当事業所にて昼食を食べられている皆様、お味はいかがでしょうか?
当Blogにおいても、今後、メニューのご紹介などを定期的に行っていければと考えておりますが、今日はまず、七日屋を発足した経緯とコンセプトについてご説明させていただきます!
コンセプト「食を楽しむ」
一人ひとりの食べる力、介護する方の思いを嚥下食という形にして、ご自身の口から美味しいものを食べて頂けるように、七日屋は食事をお届けします。
有限会社 月翔は重症心身障がい者や寝たきりの高齢者の方々を十数年前から支援しています。
障がいを持つ方々にとって「食」は大きな喜びであり、幸せを感じるときです。
「食」の喜びや幸せが生きる活力につながることを支援活動の中で強く感じたのです。
嚥下や咀嚼の機能が低下した方でも、おいしく、楽しく、安心して口から食べることができるように。
介護する方の調理のご負担を軽くするために。
毎日の介護にやさしい笑顔を届けられるように。
こうした思いから、嚥下食工房 「七日屋」は歩きはじめたのです。